人間にもっとも近いとされる大型類人猿、その生態を研究した結果、上記の4種において性格がまったく異なることがわかったという。4種の性格の特徴は、
①単独行動で職人肌が強い ⇒「オランウータン」タイプ
②ムラッ気が強いけれどリーダーシップがある ⇒「チンパンジー」タイプ
③秩序を守り物静か ⇒「ゴリラ」タイプ
④愛嬌があって互いの気持ちを大切にする ⇒「ボノボ」タイプ
従業員全員に対し簡単な5つの質問「類人猿診断」をする。5つの質問に対する回答の組合せパターンから、各人のタイプが明らかになる。そしてそれを、各人の制服の名札に図柄入りで明示する。そうすることで、初対面の従業員間でもコミュニケーション以前の段階で相手の性格のタイプを知ることができ、言葉の選択や接し方(同僚間、上司⇔部下間)が格段に向上するとのこと。またチーム構成の編成においても、タイプの組み合わせを考慮することで、チーム力を高めやすくできるという。
4つのタイプと従業員の行動傾向は、以下のようになる。
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感情を出す
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感情は出さない
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追究・成果を
求める
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「チンパンジー」
タイプ
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「オランウータン」
タイプ
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安定を求める
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「ボノボ」
タイプ
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「ゴリラ」
タイプ
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リーダーを対象に、「類人猿セミナー」にて実用面を訓練させる。そこでは、参加者各自の「類人猿診断」を行った後、タイプ別にグループ分けされる。各タイプ別のグループに対し共通の課題を与え、グループ単位での課題解決に挑ませる。課題内容は協調性を必要とするものであるが、うまくいかない場合が多い。このような失敗の経験をさせた後、別タイプのメンバに加わってもらう。その結果、問題の解決が格段にうまく運ぶことを経験させる。一連の経験を通じて、タイプの異なったメンバの存在の大切さと有難さを身をもって感じることとなる。また、タイプ間の関係性を学ぶとともに、コミュニケーションの方法(言葉の選び方、接し方)を模擬体験を通して体得することになる。
人間の行動傾向を僅か4種に分類するのみで、チーム活動が活性化し、成果を上げられる。それが現実として成果に現れている冒頭の「スーパーエブリイ」、皆さん、この手法をどう思われるでしょうか?
それはともかく、あなたは、ご自身がどのタイプの類人猿かご興味はないでしょうか?診断は僅か2分で完了します。さあ、あなたも早速ご自身のタイプを調べてみましょう?
(参考:http://yakan-hiko.com/gather/)
(2015年9月 後藤 泰山)