2013年も終わりが近づいてまいりました。
私的な話題ですが、今年は転職をし、
慌ただしく1年が過ぎていきました。
現在、助成金の事務局で業務をしていますが、
年末に主担当の助成事業において、
採択企業が決定致しました。
初めてのことで慣れないことの連続でしたが、
募集から採択まで通してみて、
診断士の受験をよく思い出していました。
予備校に通っていた当時、講師から
「問題文から問われている内容を読み解き、
問われている通りに回答すれば合格する。」
と、口を酸っぱくして言われていました。
助成事業でも、募集案内という問題文の中で、
運営主体が意図している趣旨が盛り込まれており、
これに沿った申請をされた企業が採択されています。
内容は素晴らしいものであっても、
申請書・面接で趣旨から外れた回答をし、
時にはそのように捉えられる表現だったため、
不採択になったケースも多々見られました。
当たり前のことかもしれませんが、
この当たり前のことが出来ていた申請は、
結果として採択数とほぼ一致したと思います。
助成金申請だけでなく、
問われている内容を読み解き、意図に沿った回答をすることは、
診断士業務の基本中の基本だと強く感じました。
翻って自分が出来ているか、と言われると、
まだまだ胸を張ってできるとは言えませんが、
改めて意識して参ります。
(2014年1月 林 哲史)