2014/01/01

1年を振り返って

2013年も終わりが近づいてまいりました。
私的な話題ですが、今年は転職をし、
慌ただしく1年が過ぎていきました。

現在、助成金の事務局で業務をしていますが、
年末に主担当の助成事業において、
採択企業が決定致しました。
初めてのことで慣れないことの連続でしたが、
募集から採択まで通してみて、
診断士の受験をよく思い出していました。

予備校に通っていた当時、講師から
「問題文から問われている内容を読み解き、
問われている通りに回答すれば合格する。」
と、口を酸っぱくして言われていました。

助成事業でも、募集案内という問題文の中で、
運営主体が意図している趣旨が盛り込まれており、
これに沿った申請をされた企業が採択されています。
内容は素晴らしいものであっても、
申請書・面接で趣旨から外れた回答をし、
時にはそのように捉えられる表現だったため、
不採択になったケースも多々見られました。

当たり前のことかもしれませんが、
この当たり前のことが出来ていた申請は、
結果として採択数とほぼ一致したと思います。

助成金申請だけでなく、
問われている内容を読み解き、意図に沿った回答をすることは、
診断士業務の基本中の基本だと強く感じました。

翻って自分が出来ているか、と言われると、
まだまだ胸を張ってできるとは言えませんが、

改めて意識して参ります。
(2014年1月 林 哲史)