2015/07/31

キャンプのお兄さんに学ぶイストラクション5つの基本

6月の定例会で20分講義を実施した内容を改めてまとめておきたいと思います。
私は学生時代「キャンプのお兄さん」をしていました。
30人から多いときで数百人までの小学生を相手に、
前でゲームをしたり説明をしたりするのです。
今思えばこの時に培った基本のトレーニングとノウハウは
非常に貴重なもので、今でも基本にしている内容です。
その中から5つを紹介したいと思います。

基本① 大きな声で話す

まずはこれ。大きな声で話すことです。
マイクを使っていても同じです。
よく腹から出す、響く声で出す、など表現は色々ありますが、
難しく考えずにまずはボリュームが大事。
コツとしては一番後ろの人によく聞こえるように大きな声で話します。
「少し大きい」と感じるくらいがちょうど良いのです。


基本② 大きく動く

身振り、手振りを入れるのは大事ですが、
それも前進を使って大きく動きます。
動物は動くものに注目する習性がありますので、
手を大きく動かすことで常に自分に注目させることができます。


基本③ 歩く

前で固定した位置でずっと話していると雰囲気がマンネリ化します。
人前は舞台と見立てて、左右の端から端まで使うことで、
大きくダイナミックなインストラクションになります。


基本④ 相手を動かす

少し眠そうだなと思ったら、相手に参加してもらいます。
例えば一番簡単な例が「手をあげてもらう」ことです。
何か質問をして手を挙げてもらいます。これだけでも、
体を動かすことで集中力を維持することができます。


基本⑤ 堂々ハイテンション

インストラクション時の熱意やエネルギーは大事ですが、
自分にスイッチを入れて少しハイテンションにすることも一つの手です。
私は、普段さほどテンションの高い方ではありませんが、
前に立つときはスイッチをいれてポジティブでエネルギッシュな
自分を演じるようにしています。


私自身常に心がけていることですが、
今でもなかなかできないことでもあります。
自分のインストラクションを5つのポイントで振り返ってみてはいかがでしょうか?
(2015年7月 安藤 準)