2016/01/27

ISU研究会に参加して

2015年4月中小企業診断士登録の齋藤です。技術職のSE出身で、あまり人前で話す機会のなかった私は自分のプレゼンテーションに自信が持てませんでした。中小企業診断士になったからには、人前で話すことが苦手なままではダメだと考え、4月のスプリングフォーラムで出会ったISU研究会に入会しました。

ISU研究会では毎回、参加者全員が3分間スピーチを行います。普段の仕事でも1対1のコミュニケーションが多く、1対多で話す機会がないので、そのようなトレーニングができる機会は非常にありがたいです。また、この研究会では全員のビデオを撮影して、スピーチ終了後に反省会を行います。自分自身のスピーチを客観的に見ることは、練習のために有効だとわかっていてもなかなかできません。それを他の人に評価してもらうのですから、これは何度か経験した今でも相当の恐怖です。さらに、ISU研究会では「自分のスキルを棚に上げて他人を評価する」というルールがあります。普段はなかなかできないと思いますがここでは敢えてルール化することで、活発な意見交流となるよう工夫されています。

何かを実現するには仲間を見つけるのが一番の近道です。ここで同じ目標に向かって練習する仲間との出会いがなければビデオを見て改善する機会や、自分に何が足りないのかを真剣に考える機会を作ることはできなかったでしょう。特に苦手なこと、初めてのことならなおさらです。しかし、自分では気づいていないが意外にいいところを指摘頂くことも多いのです。悪い印象ばかりでもないことに気づかされ、自信になることもしばしばです。他の方からも同様の感想をよく聞きます。自己評価はあまり良くない方が多かったことは意外でした。自己評価と客観的な評価はやはり乖離するものだと改めて発見し、良いと言われた点は素直に自信を持つように心がけています。

ISU研究会で課題になったことは、日常生活でもできるだけ意識しています。目を合わせて話すこと、滑舌に少しだけ気をつけてみること。その積み重ねで、少しずつスキルの向上につながっていることを実感しています。
2016年1月 齋藤 泰